大野さんの感想

地球を守る地球人

北海道日勝峠で体験した植樹
最初は新卒者のみんなと協力して楽しく作業をしていましたが、
作業に没頭するうちに、わたしはあることを思い出していました

中国の黄砂の原因でもある環境悪化の土地、ゴビ砂漠へ行った事があります
そこで一人孤独に植樹をし、砂漠拡大を食い止めようとする老人に会いました
砂漠の中に突然、一軒の家と背の低い林が現れる不思議な場所に
彼は住んでいました
砂漠は本当の死の世界
それでも、地下水が通る道があって、草が生えたり虫が生きたりするという話を聞いて、地球は生きようとしているし、私たちを生かそうとしているのだなと思いました
そのとき純粋に、地球に恩返しが出来たらと思ったのです

目の前の一本の苗木
片手で持てるほどの小さな苗木
ひとりが1年間に吐き出す二酸化炭素を、1年間で吸収する樹に成長します
10余名で30本、30分程度で植えることができました

この木を社会人への一歩である研修会で植えられたことは、
なにか
今まで持っていなかった大きな力を得たような気がして。
初めて地球のためになることができた、そんな実感でした
これを機に、何らかの手段で植樹を続けて行きたいと思いました
地球に恩返しのできる地球人になりたい
願うだけの子供ではもうないのです
大人になる、社会人になるということは、
責任が大きくなる分、それまで持たなかった力を持つことなんだ。
自分や家族だけじゃなく、地球も守れる地球人になろう

日勝峠の松と桜に、ひそかにそう誓っていました

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