鮭の遡上と捕獲見学

〜 人と鮭の共存 〜

 

鮭の捕獲

私たちが集まっていると漁師の方がお忙しい中、私たちの所へ来てくださいましそして、強く生きる鮭の大切なことをいろいろと教えて頂きました。

漁師の方々は朝早い4時から夕方まで鮭の捕獲を行っており、1日で取れる鮭の量は3000匹から5000匹、割合的には、雌より雄の方が取れる量が多いようです。

雌の中でも、成熟した鮭からしか卵はとりません。今年鮭をとり始めたのは、8月15日。鮭がとれる期間は、毎年微妙なずれはありますが、大体11月いっぱいまでだそうです。

川にカモメが3羽いたので、あのカモメは鮭を食べないのか聞いてみたところ・・・?

あのカモメ達は鮭が産んだを狙っていると教えていただきました。鮭は卵を川に沿った部分の川底に産みます。その際、鮭は前に進んでしまわぬよう体を川底と水平にして上下に動き、水の流れを利用して穴を掘るそうです。(賢い!)自然の理にかなったやり方だ、と漁師の方もおっしゃっていました。

そこをカモメは狙っているのですね。卵採りの時期は10月15日から11月25日までなので、この時期にカモメがよく来るとか・・・。

雌の方がとれる量は少ないのですが、実際卵を産むことに関して、雄は3割程度いれば十分のようです。私たちの食べている鮭でいうと、雄の方が雌より味が美味しい様で、雄はお刺身などで食べ、雌は鮭フレークなどの加工食品で使われることが多いようです。

川面を鮭がジャンプしている様子が見られましたが・・・

これは鮭の群れがピラミッド状になり、自分たちのグループはここにいる!と示すためであると考えられています。

また鮭は、初めは綺麗な銀色ですが、だんだんと紅印色になり、成熟するとになります。鮭の世界では、黒い色の鮭が一番偉いと判断されているようです。


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